不妊整体とは?

整体で不妊が改善した、というお話を耳にした事はありませんか?現在、不妊治療で長く通院しているのに、良い知らせがまだ届かない、自然な妊娠を目指している、という方は、不妊整体を経験してみてはどうでしょうか。ここでは、良い結果を導き出す、不妊整体について色々とまとめてみました。

【不妊整体って?】
不妊整体とは、整体で、妊娠しやすい身体を整える事をいいます。医療機関のように高度機器などを用いての検査や治療は行ないませんが、手技をメインとして身体本来の力を引き出すことが期待できます。

■そもそも「不妊」って何が原因なの?
「性行為」によって、卵子と精子が「受精」し、「着床」するまで、多くの条件が揃ってはじめて「妊娠」が成立します。その全ての条件を整える事は、簡単ではありません。
不妊症の場合、多くの問題が複雑に絡んでいたり、逆に、色々な検査をしても、明らかな「原因がない」場合が多いのが一般的。原因が明確な場合は、その原因を取り除くことができれば、妊娠の可能性が高まります。

しかし、明らかな原因がない場合、どのように治療を進めるべきかが、はっきりしないため、思うような結果が得られないのが現状なのです。ただ、現在、医学的に考えられている原因として

・卵巣機能低下による排卵障害
通常は更年期に見られるものですが、若年性卵巣機能低下症も近年急増。その原因が、不規則な生活習慣による「身体の冷え」、また運動不足による筋力の低下等が原因となる「血行不良」です。
血液の流れが悪くなると、卵巣に十分な栄養や新鮮や酸素が届かず、卵巣の機能が不十分になる、と言われています。その他、過度のダイエット、ストレスなども卵巣に指令を与える伝達神経に悪い影響を及ぼし、結果的に卵巣機能低下症を招く事も考えられます。

・高プロラクチン血しょうによる排卵のトラブル
脳下垂体から分泌されるホルモンに「プロクラチン」があります。授乳を司るホルモンで、分泌が活発な間は、排卵が抑制されます。その働きによって、次の妊娠を抑制。授乳期を確保し、赤ちゃんに栄養をしっかりと与える事ができます。
しかし、授乳期でもないのに、プロクラチン値が高く、妊娠を妨げる無排卵や生理不順等状態に陥ってしまいます。さらに、流産のリスクを高める事もあるため、お薬などを使って、プロクラチン値を抑制します。ただ、服用するお薬によってめまいや頭痛などの副作用を伴うため、その結果、体調を崩し、妊娠しづらい状態になることも。

■身体本来の「妊娠する力」を整える!
不妊の原因となる「卵巣機能の低下」「排卵トラブル」などを取り除くため、不妊整体では次のようなアプローチを行ないます。

・血行促進
不妊整体では、血行不良による「めぐりの悪さ」を改善するための施術を実施します。血液は、栄養や新鮮な酸素を身体の隅々に届け、各機能の正常化を維持する大事な働きを持ちます。
また体内に滞る余分な水分や老廃物を回収し、体外に排出する働きもあることから、体内のめぐりを整えます。体内の循環が正常になることで、卵巣の機能が回復、また卵巣に指令を与える伝達神経の働きも活発になるため、妊娠しやすい環境づくりが期待できます。

・リラックス
授乳期以外にプロクラチン高値の要因として、「過度のストレス」と考える不妊整体では、身体のリラックスをはかるための施術を実施。手技をメインとし、緊張する筋肉をほぐし血液の流れをスムーズにするため、お薬による副作用の心配もありません。
もちろん、不妊整体だけで100%妊娠できる、という事ではありません。しかし、土台となる体が健康でなければ、あらゆる条件を整え、妊娠を成立させる事は簡単ではありません。そのためまずは、土台となる体作りを不妊整体で実施してみるのはいかがでしょうか。