自律神経と不妊

自律神経が乱れると、不妊の原因になります。今回は、自律神経と不妊の関係についてまとめてみます。

【自律神経ってどんな働きがあるの?】
人間の体には、自分の意思で働く「体性神経」と、自分の意思とは関係なく働く「自律神経」の2つの神経が張り巡らされています。例えば、暑い、寒い、痛いと感じると、脳に伝わり、脳が全身の機能に伝えるのが「体性神経」の役割り。
一方、自律神経は、心臓をドキドキと動かしたり、血圧をコントロールして体温を調節したり、食べたものを消化したり等、生命を維持するのに必要な機能をコントロールします。さらに、自律神経は、交感神経と副交感神経の2つから構成されています。

交感神経は、体を活発に動かす神経で主に、日中に活発に働きます。交感神経によって、心臓の鼓動が早くなったり、血圧が上昇、筋肉の収縮が激しくなり、素早く動けるモードにスイッチが切り替わります。
また、ストレスで体がガチガチになっている時も、交感神経が活動的一方、副交感神経は、体をリラックスさせ休息モードへといざなう働きがあります。日中活発に動かした筋肉のコリをほぐし、全身の力が抜けた状態。その時、血管が広がり、血液によって全身に栄養や酸素が行き渡るので、疲労を回復したり、筋肉の修復などが行なわれます。

この2つの神経が正常にかつ、バランスよく機能することで、私たちの健康が維持されています。しかし、自律神経のバランスが乱れてしまうと、どうなるか?
例えば、交感神経が常に優位な状態になると、身体は長時間緊張でガチガチになり、リラックスする事ができません。その結果、不眠症や疲労の蓄積、ストレスの蓄積や肩こり、頭痛、めまいといった不調が発生。
逆に副交感神経が常に優位の状態になると、活動する場所でふんばりが効かず、仕事中に眠気が襲ったり、集中力や記憶力の低下で仕事で大きなミスをする事があります。またやる気の低下、活力の低下、男性の場合ED障害といった深刻な状態に陥るケースも。

■女性の場合ホルモンバランスに悪い影響が・・・
自律神経は、女性ホルモンの分泌にも関わっているため、そのバランスが乱れると、ホルモンバランスも乱れやすくなります。女性ホルモンは、卵巣や子宮の機能に深く関わっていることから、月経周期の不安定、無排卵、着床のとらぶるなど不妊の原因になります。
その他にも、自律神経が乱れることで、メンタル面にも悪い影響が及びます。イライラや不安、気分の落ち込みによって、精力も減退し、もちろん、妊娠力を低下させ、その結果、不妊に繋がります。そこで、注目されているのが整体による不妊の改善です。

【自律神経の乱れは整体で改善できる?】
自律神経の状態は、骨や筋肉の状態を見る事で、正常化どうかの判断ができる、と言われています。その理由は、筋肉がガチガチに凝り固まることで、血行不良が発生し、身体の隅々に栄養や酸素を届けることはできません。
その結果、各機能の正常な働きを奪ってしまい、当然自律神経の乱れも起こります。

また、背骨や骨盤が歪んでいると自律神経を圧迫し、正常な機能を失います。ちなみに、左の骨盤は交感神経、右の骨盤は副交感神経と深く関わりっています。整体では、体に直接触れて、筋肉や骨の状態を細かくみることができます。
さらに、丁寧に筋肉をほぐし、ソフト整体で、歪みを矯正できるため、施術を重ねることで、自律神経の正常な機能を取り戻すことが可能です。

不妊治療を長く続けているけど、良い結果が得られない、原因不明の体調不良に悩んでいる、身体の緊張がほぐれず、リラックスできない、日中に強い眠気を感じる、夜眠れない、などの症状を抱えている方は、是非、整体で不妊を改善してみませんか。
万が一自律神経の乱れをそのまま放置すると、不妊だけでなく、加齢とともに原因不明の体調不良が数多く出現し、場合によっては寝たりきりの状態になることもあります。1日でも早く、健康で丈夫な体を取り戻し、妊娠力を高めるためにもまずは、整体による自律神経の乱えを整える施術を受けてみてください。